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UCIフィールドワーク

~プリブミと華僑の家庭訪問調査~

Part.1

通訳のUさんと事前打合せ。

いくつかの謎が解明される。

この日はUCIチームが担当する家庭訪問調査。朝イチで通訳のUさんに、打合せがてら2日間の滞在で蓄積したインドネシアの疑問点について聴いてみる。

まずは人々の日常について。ムスリムが多いインドネシア。パサールは何と朝3時には開いているらしい。朝のお祈りが4時にあるため、その前後で買い物を済ませる人がいるようで、一番賑やかなのは朝10時までだそうだ。ちなみに一般的に仕事の時間は8:00~17:00、9:00~18:00。平日8時間勤務の場合は土曜日にも仕事、9時間勤務だと土日休みとなるらしい。驚いたのが通勤時間。通勤ラッシュは混雑のため往復4時間(片道2時間)くらいはかかることも。そうなると全く動かない車よりは、車の隙間をぬって移動できるバイクが俄然有利になる。どうりでバイクタクシーが多いはずだ。住民の足となる理由が良く分かった。

 インドネシアは本当にバイクが多い。車の隙間をグイグイ走っている。

また、男女での昇給の差はあまりないが、一つの会社での給料の上がり幅はあまりないため、ジョブチェンジが多いそうだ(Uさんも10年近く外資系のホテルで働きマネージャーになったが、あまり給料は上がらずフリーになったとのこと)。国営の会社に勤めている人は私立の会社よりも給料が良いため、学歴が大事になっているという。

 

食について面白かったのは、あらゆるところでみかける揚げ物のおせんべい(クルプック)について。えびや野菜、魚を練り込んだもの等味のバリエーションもさることながら、うどんのように麺状になったもの、うすっぺらなものとたくさんの種類がある。おやつとしても食べるようだが、食事の付け合わせとして食べることが多いようで、「パリッ」という音がないと食事をしたという感じがしないとのことだった。ちなみにこのクルプック、あらゆるところで売られているが、大きな工場で作ってトラックで配達するらしい。2日間くらいで売れるし、売れなければ捨てられるようだ。

店先に置いてあるクルブック。

どうやら2日で(容器ごと)入れ替えるらしい。

「インドネシア人はずっと何かを食べている」というが、どうやらお昼前の11時頃、食後、夕方の家族との団らん時間に何かしらつまむらしい。この何かしらつまむものを総じて「スナック」と表現しているが、お昼前後はコロッケや春巻きなど、夕食後は甘いものといったように時間帯(シーン)で食べるものは異なるようだ。ちなみにフルーツはスナックより高いため、お金持ちの人が食べるイメージらしい。

ちなみにJAMUについては、インスタントJAMUを買った方が安いとのこと。スーパーにも売っているらしい。JAMUは健康のために摂るものとして認識しており、お医者さんに行く代わりに摂取するとのことだった。

 薬の販売単位が細かい!

これもいわゆるJAMU的キャンディ。

生姜にはちみつ、ミント入りということで喉用か。

道を聞くとみんな親切に教えてくれる。

Rさん宅の近くには家具屋さんが何軒かあった。

精巧な細工に感動!

さて、今回家庭訪問をするのは、プリブミのシングルマザーRさん(37歳)と、華僑の主婦Hさん(50歳)。ちなみにUさん曰くインドネシアではシングルマザーは珍しくないそうだ。

車に乗って、東ジャカルタのRさんのお宅へ移動。車が迷い始めたため、途中から徒歩で向かう。

道を聞きながら細い路地を進んでいくと、1人目のRさんのお宅に到着。Rさんは隣にご両親が住んでいるようで、今回のインタビューはご両親のお宅の居間をお借りして実施。

 ご両親の家でインタビュー。

 インドネシアでは軒先で鳥を飼っているのをたくさん見た。

資料をもとにインタビュー。

短い時間を有効に活用するための工夫だ。

小さなお子さんがいるだけに、

子どもが喜びそうなものも多い。

これはスーパーでの買い貯め品??

事前にお願いをしていた3日間にわたる食事の記録写真や、一日のタイムスケジュールをもとにお話を伺う。

インタビューの詳細は、調査結果ページに譲るとして、興味深かったのは通勤はゴジェック(バイク)を使っていること、ダイエッターと話していたが、特に運動はせず、「ご飯」「揚げ物」以外は特に気にしていなかったこと。お菓子は良いのか??

またRさんは3歳と8歳の子どもを持つ母親。MSGや着色料には敏感になっていたり、栄養素(カルシウム、ベータカロチン)を多く与えたいと思っている。一方で、あまり身体によくないと思いつつ子どもにせがまれてスーパーのお菓子を食べさせてしまうことがある点などは日本と同じだなぁと親近感を覚えた。

ちなみに買い物はパサールとスーパーマーケット、行商を使い分け。パサールは安いし、フレッシュだし値切れるので1週間分をまとめ買い、スーパーマーケットは子どものおもちゃなど何でもあるので、パサールで買わないようなものを1カ月分まとめ買いといったように使い分けているようだ。

 路地裏で遭遇した行商。フルーツの積み方が芸術的!

途中でキッチンを見せてもらうために、すぐ隣りのRさんの家へ移動。手前に寝室があり、冷蔵庫・テーブルのあるダイニングスペース、一番奥まったところにキッチンスペースがあった。

キッチンは、「プレゼント」だという三つ口のガスコンロ。階段の壁面を利用してフライパン、鍋等がかけてあったが、キッチン用品はあまり数が多くない様子。母親のキッチンで料理することもあるとのことだったので、こちらでは簡単な調理で済ませているのかもしれない。

 ガスコンロはプレゼントだそう。キッチン用品は少なめ。

 階段壁面に吊るされた調理器具。

冷蔵庫は小さめサイズ。「買い出し前」とのことで、冷蔵庫の中はスッキリしていた。興味深かったのは、思いのほかインスタント食品が入っていたのと、化粧品など本来冷蔵庫にいれなくても良いものも保管してあったこと。

冷蔵庫は思ったよりもスッキリ。

飲み物は複数種類あった。

 お化粧品も冷蔵庫に入っていたり。

 ​おそらく冷蔵庫に入れる必要のない乾麵も入っている。

一方で、調味料は冷蔵庫わきのテーブルに載っていたりして、冷蔵庫に何を入れるかの基準は謎だった。

 冷蔵庫外に置かれた調味料類。

 冷蔵庫の上のシロップ類。

ご飯は常に炊いてあるそう。

インタビュー終了時にお母さんが出してくれた揚げ物。

インタビュー終了時には、Rさんのお母さんが手作りの揚げ物を出してくださり、みんなで小休憩。

午後のお宅へ向けて移動。

Lunch

この日のお昼はパダン料理のお店へ。パダン料理は種類ごとに盛りつけられたお皿が大量に並べられる。お客さんは好きなお皿から好きな分だけ食べ、食べた分だけ料金を支払うシステム。

 どんどん並べられる料理たち。食べた分だけ課金されるシステム。

 比嘉さんと私は”辛くない”基準で食べるものを選択。

食べなかったお皿は他のテーブルに回されるようだ。衛生的に若干の不安はあるものの、ブッフェが卓上に並べられたと思えばラクチン。

私と比嘉さんはあまり辛いものが得意ではないので、沢山の選択肢があるのは嬉しい。一皿ずつ、「これ辛いですか??」とUさんに聞きながら見知らぬ料理にチャレンジした。

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